乳癌診断の費用って一体どれくらい?

最近メディアでもよく、様々な著名人が乳癌を発症し、
その闘病生活などについて報道されているのを見かけます。
最近ではタレントの北斗晶さんが乳癌になったというニュースが
話題になりましたね。
毎年乳癌診断を受けていてもわからないものです…。
診断費用も中々のものです。
そんな中、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、
乳癌の遺伝子検査を受け発症の確率が高いという診断が出たことから、
それを未然に防ぐため、まだ未発症の両乳房を全摘出したというニュースには誰もが驚かされました。

乳癌の遺伝子検査,費用,診断

では一体、乳癌を未然に防ぐことができる遺伝子検査とはどんなものなのか、
費用はいくらかかるのかをご紹介していきたいと思います。

乳癌遺伝子検査って何?乳癌遺伝子検査の方法教えます!

遺伝子検査は意外と簡単に出来る!

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「遺伝子検査」と聞くとなんだか大変そうなイメージがあって、少し手を伸ばしにくいイメージがありますよね。
しかし、意外と大変な検査ではないのです。
受検者の負担としては、採血のみで済んでしまいます。
約7ミリリットルの採血でDNA調査などを行い、
検査結果は1週間~3週間で出るため、1ヶ月以内には結果を知ることができます。

 

 

遺伝子検査でどうやって発癌の可能性がわかるの?

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人間の遺伝子にはBRCA1とBRCA2という、
癌抑制遺伝子が存在します。
このどちらかの遺伝子に異常が見られた場合は、
将来的に乳癌や卵巣癌を発症する確率が高いと言われているのです。

 

アンジェリーナ・ジョリーさんは、母親や祖母を婦人科系の癌で亡くしていることから、
自分にも遺伝的な異常があるのではないかということで遺伝子検査を受け、
これらの遺伝子の異常が見つかったため、両乳房の摘出を決断しました。

 

この決断により、摘出前までは乳癌発症率が
87%と診断されていたのが5%まで下がったのだそうです。

乳癌遺伝子検査の診断費用について

乳癌遺伝子検査ってどのくらいの費用がかかるの?

 

現在、日本で遺伝子検査を受けることのできる医療機関は全国約80カ所あります。
検査費用に関しては、機関によって多少ばらつくものの、
10数万円~40万円前後で平均して30万円ほど費用がかかります。
乳癌遺伝子検査には保険が適用されないため少し費用の負担が高額にはなっていますが、
最近はこの検査を受ける女性が急激に増えているのです。

保険適用外費用の検査でも受検者が増加する理由

 

癌の9割は、生活習慣などが原因で中高年の方に発症すると言われています。
この場合、生活習慣の改善、定期的な癌診断が癌を予防し早期発見するための有効な方法です。
一方、アンジェリーナ・ジョリーさんのように家族に同じような癌が発症している場合や、
若くして発症する、複数箇所に繰り返し発症する場合は遺伝性の癌と言えます。
このような遺伝性の癌に関しては通常の癌診断では、早期発見・治療が難しいため、
乳癌遺伝子検査を受け、早期発見に努めたいと考える女性が増えてきているのです。

遺伝による乳癌の発症率はどの位?診断でわかることは意外な事でした!

乳癌の5〜10%は遺伝性であるといわれていますが
それを判断するには専門的な詳しい評価が必要です。
また、ご家族に乳癌や卵巣がんを発症した方がおられなくても
患者さんご自身が若年乳癌や、両側性、多発性の乳癌、卵巣がんと乳癌
の両方にかかったことがある場合などには遺伝性乳癌の可能性があります。
また、意外に知られていませんが男性も乳癌を発症する可能性はあります。

 

自分の家系に癌の人がいたとして、うちの家系は癌になりやすいなどど思っていても
医学的には遺伝の可能性はほとんどないと判断される場合もあります。

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そのまた逆に、患者さんのご家族に乳癌患者さんがいなくても遺伝性の疑いが強い人もいるのです。
遺伝というのは複雑で、
自分の近い家系には癌の人がいなくても自分が遺伝子を持ち得ることもあるのです。
現在の日本乳癌学会の診療ガイドラインでは、
項目に一つでも当てはまる場合には、遺伝性乳癌の可能性を考慮しています。

 

遺伝の可能性がある程度高い場合には、
乳癌の遺伝に関係する遺伝子の検査を一つの選択肢として
希望される人に乳癌の遺伝子検査を勧めることがあるそうです。

 

 

乳癌は自己診断ではとても分かりづらい!病院の診断でも発見漏れが発生する?

よく自分で出来る乳癌診断というものがありますが、そのほとんどが
素人目では分かりづらいです。
肉まんに梅干しの種を埋め込んだ状態でそのしこりが感じられるかどうか
そのぐらいの感覚だとテレビで紹介されていましたが、その番組の誰もが
探し当てることが出来ませんでした。
早期発見が大事とは言えど自身での診断ではほとんど分かることがありません。

 

また、毎年乳癌診断を欠かさず受けていた北斗晶さんも、結局は乳癌診断では
発見できずに手術より乳房を摘出されました。

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秋のマンモグラフィー・エコー検査 (陰性)
      ↓
1月に微妙な違和感
      ↓
5月に形に違和感
      ↓
7月初旬に違和感が続くようになり、
細胞検査で陽性(2センチ大)
      ↓
9月末手術前 6センチ大

 

 

以前の検査から半年足らずで、胸に違和感を感じ、
それから数か月で2センチ大にまで大きくなっていたそうです。
3ヶ月たたない内にこんなに癌が大きくなって成長していたのです。
たった3ヶ月。
今は忙しいし、そのうちそのうち…と乳癌診断を後のばしにしていたら、
それが、3倍の大きさにもなってしまうほど、乳癌の進行が早い場合もあるのです。
一般的に「乳癌は、進行が遅いもの」と言われているようですが、
一概には言えないようです。
「乳頭」の真下にできてしまった乳癌は、見つけにくく、
進行が速い種類のがんの場合、1年に1回の乳癌診断だけでは、発見が遅れる場合も多いのです。
このように、毎年乳癌診断を受けた人ですら発見するのは難しいのが現状です。

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乳癌は女性にとって病気の恐ろしさだけでなく、女性の象徴でもある乳房を摘出することは
大きなショックを伴います。
また婦人系の病気になり易いなど遺伝子検査でわかっていれば、婦人系の病気に保証が厚い
保険の特約を付けることも検討できます。
これは経済的にも、そして女性の精神的にも受けておいて損はないと思います。

乳癌の遺伝子検査の診断と費用についてまとめ

乳癌の遺伝子検査についてご紹介いたしました。
医療が確実な進歩を遂げている現代でも、癌によって命を落とす方は少なくありません。
それを防ぐためにはやはり、早期発見、早期治療がカギとなってきます。
今は乳癌の遺伝子検査は保険適用外で多額の費用が掛かりますが
この乳癌の遺伝子検査がもっと広く検査できる場所が増えたり、普及していくことによって
費用も今よりは下がることでしょう。
癌=死に至る
というのは薄れつつありますが、それでも治療も長いですし、
精神的にも肉体的にも辛いものです。

 

乳癌遺伝子検査は、あなたを侵す癌からいち早く身を守る、命の検査なのです。
ご家系で癌の発症率が高いとお思いの方はぜひ一度この検査を受けてみてはいかがでしょうか。